本作で戦うキャラクターたちは4つの役割(ロール)に分かれている。このロールを把握し、チームで戦略的に戦うことが勝利への鍵だ。
チームの中でも攻撃の要となるロール。敵陣に斬り込んでいくための突進攻撃など、接近戦で大ダメージを狙える魔法が多い。高い火力を利用して敵からの攻撃を前線で防ぐ盾としての役割も担う。
射撃戦に長けたロール。強力な射撃や範囲魔法を持っており、高台や遮蔽物などを利用し、上手く位置取りを行うことで、敵の襲撃、味方の援護の両方を担うことができる。
支援魔法を持つロール。バリア魔法などの設置魔法や、味方の能力を上げたり敵の能力を下げるなど、チーム戦を有利にする効果を持つ魔法で戦う。
回復魔法をもつロール。設置型の回復魔法や、周囲の味方を回復させるなど、多彩な回復方法で味方を守ることができる。
所属魔法騎士団:黒の暴牛魔法属性:反魔法
最果ての地に捨てられ下民として育つ。素直すぎる向こう見ずな熱血漢。夢は、魔法騎士団のトップ“魔法帝(まほうてい)”になること。誰もが魔法が使える世界で、まったく魔力を持たない。「悪魔が棲む」といわれる“五つ葉のグリモワール”を持ち、魔力を斬り裂きはじき返す剣と、鍛え抜かれた肉体、絶対に諦めない強い心で強力な魔道士たちと渡り合う。
所属魔法騎士団:金色の夜明け魔法属性:風魔法
アスタとともに最果ての地に捨てられ下民として育つ。アスタを生涯のライバルと決め、ともに魔法騎士団のトップ“魔法帝”を目指す。冷静だが内に闘志を秘めた負けず嫌いな性格。センスも魔力の大きさも申し分ない天才魔道士。選ばれし者だけが手にできる“四つ葉のグリモワール”を持つ。
所属魔法騎士団:黒の暴牛魔法属性:水魔法
王族であるシルヴァ家の末妹。膨大な魔力を持ちながら力をうまくコントロールできない。兄姉が優秀なため、家族から「出来損ない」と蔑まれ、そのことがコンプレックスになっている。 一生懸命でやさしい性格なのだが、素直になれず、生意気で高飛車な態度ばかりとってしまう。
所属魔法騎士団:金色の夜明け魔法属性:植物魔法
ノエルの従姉妹。母は、シルヴァ家に嫁いだノエルの亡母と姉妹。父は“紅蓮の獅子王団”団長・フエゴレオンの父と兄弟なので、フエゴレオンとも従兄妹にあたる。おっとりしていて一見頼りないが、意外としっかりしている。相手に対し無自覚のまま失礼なことを口にし、まわりから密かに「天然失礼」と言われている。膨大な魔力を源とする優れた感知能力と治癒能力の持ち主。
所属魔法騎士団:黒の暴牛魔法属性:鏡魔法
「妹だけが自分のすべて」と言う超シスコン。妹のためならば善悪にかかわらず何でもやる。膨大な魔力を持ち、鏡を使った変わった魔法を使う。貴族の名門・アドレイ家に生まれるが、両親の死後、幼い妹・マリーとともに家を追い出される。生活のために盗みなどの罪を犯して投獄。脱獄して逃げる途中にヤミと出会う。
所属魔法騎士団:黒の暴牛魔法属性:炎魔法
アスタ同様、王都からはなれたド田舎・ラヤカ村出身。見た目も性格もヤンキーだが、弱いもの、困っているものにはやさしく後輩の面倒見もいい。ヤミを「漢(おとこ)の中の漢」と慕い「筆頭舎弟」を名乗る。“黒の暴牛団団員”のラックとは仲がいいのか悪いのか、よくど突き合っている。
所属魔法騎士団:黒の暴牛魔法属性:雷魔法
平民出身だが強い魔力を持ち、感知能力に優れる、バトルマニア。強い者と戦うことを何より好む。たったひとりの家族であった母親から、常に“勝ち続けること”“強いこと”を強要される教育で厳しく育てられたせいか、破綻した性格の持ち主。
所属魔法騎士団:黒の暴牛(団長)魔法属性:闇魔法
東の国から流れ着いた異邦人。相手が発する“氣(き)”を探り、鍛え抜かれた肉体と魔法を組み合わせて戦う魔法剣士。粗野で横暴。団員たちに厳しく「限界を超えろ!」と言ってはムチャをさせる。だが、いざというときには頼りになる男で信頼も厚い。
所属魔法騎士団:ー魔法属性:闇魔法
任務中、別行動をとっていたアスタ達の前に突如現れた、14歳の姿をしたヤミ。アスタ達と過ごした記憶はなく、ただ一つはっきりしているのは、謎の女「カルナ」と何かしらの接点があり、彼女を探しているということだけ。若返っていても、横暴な態度は変わらず、戦い方も大人のヤミと同様で、刀を駆使して戦う。
所属魔法騎士団:黒の暴牛魔法属性:糸魔法
酒好きの魔女で、ほとんどいつも二日酔い。魔力のコントロールを得意とし、糸を使った魔法を使う。テキトーな性格だが、後輩や仲間たちの面倒見はいい。閉鎖的な“魔女の森”で暮らしていたが、あるときヤミと出会い、その言葉に心を動かされ、森を治める“魔女王”に逆らって外の世界へと飛び出す。
所属魔法騎士団:黒の暴牛魔法属性:綿魔法
底知れない食欲の持ち主。自分の綿魔法で生み出した“ヒツジのコックさん”にいつもおいしい料理を振舞ってもらっている。食べ物がからむとすさまじい魔力を放つことから、かなりの実力を秘めていると思われる。
所属魔法騎士団:金色の夜明け魔法属性:鋼魔法
ユノの先輩で教育係のようなことをしている。まじめでカタブツ。意外とアツイ。団長であるヴァンジャンスを尊敬し、自分自身が魔法騎士団の一員であること、“金色の夜明け団”の一員であることに誇りを持っている。エリート意識が高く、貧しい最果ての村出身のアスタやユノのことを蔑んでいた。
所属:ダイヤモンド王国魔法属性:鉱石魔法+炎魔法
「ダイヤモンド王国の秘密兵器」と呼ばれる魔導戦士。“魔導書(グリモワール)” も使わずに強力な鉱石魔法を高速で発動することができ、また、とてつもない魔力量を持つ。通常の魔道士には不可能な、まったく異なるふたつの“属性”の魔法を使うことができるのも大きな特徴だ。幼い頃から魔道士としての才能に恵まれ、ほかの子供たちとともに王国の特別施設で腕を磨いていた。
所属:白夜の魔眼魔法属性:炎魔法+鉱石魔法
“白夜の魔眼”の幹部“三魔眼(サードアイ)”のひとり“憎悪”のファナ。どこかうつろで精神的に不安定なところがある。四大属性のうち “火”の属性を持つ精霊「サラマンダー」に選ばれた魔道士。「サラマンダー」は四大精霊の中でも最も高い攻撃力を持つといわれ、その力により強力な攻撃魔法を放つことができる。さらに炎による強力な回復魔法を使用することもできる。
所属:白夜の魔眼魔法属性:獣魔法
“白夜の魔眼”の最高戦力“三魔眼(サードアイ)”のひとり“絶望”のヴェット。数百の猛獣が荒ぶっているかのような荒々しく巨大な魔力を持ち、珍しい“獣魔法(けものまほう)”を使う。自らの強さに自信があり、敵を圧倒的な力で追い詰めて“絶望”の淵に叩き込むことに喜びを見出す。
所属:白夜の魔眼魔法属性:光魔法
「反クローバー王国」を掲げる一団“白夜の魔眼”の頭首。ユノと同じく“四つ葉の魔導書(グリモワール)”を持ち、強力で、使える者はほとんどいないという珍しい“光魔法”を使う。メンバーからは絶対的な存在として認められており、“ある目的”を達成するために協力してくれる彼らを大切にしている。
所属:-魔法属性:月影魔法
少年の姿をしたヤミが追っている、謎の女性。ヤミが少年の姿になり困惑するアスタたちが王都襲撃の報を受け駆けつけると、そこにはヤミの記憶とは異なる金の髪と赤い目の姿で妖しい魔力を放ち、王国魔道士を操ってクローバー王国を襲撃するカルナの姿があった。過去から繋がる因縁の物語である本作のストーリーの鍵を握る重要な人物だ。
所属:碧の野薔薇魔法属性:荊魔法
女性が大多数の“碧の野薔薇団”を率いる、美しさと強さを兼ね備えた団長。基本的には男嫌い。自分にかけられた呪いを解いてくれたヤミにだけは恋愛感情を抱いているが、うまく言葉をかけられず、気持ちを伝える機会を逃してしまっている。